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【中途・面接体験談】アクセンチュア/戦略コンサルタント | 2026年1月 | 面接の流れと逆質問

この記事では、私がアクセンチュアの戦略コンサルタント職に中途応募したときの、一次面接の体験談をまとめます。

私が面接を受けたのは26歳のときです。選考は、一次面接 → 最終面接という流れで進みました。
この記事では、そのうち一次面接について書きます。

一次面接の構成は、私の場合はおおよそ以下のような流れでした。

  • ビヘイビア面接:約10分
  • ケース面接:約40分
  • 逆質問:約15分

戦略ポジション全般に言えることですが、ケース面接に時間の大半が割かれており、ケース面接を通じて思考プロセスやディスカッション力を見られる面接という印象が強かったです。

なお、この記事はあくまで私が当時受けた面接の体験談です。
また、面接官個人が特定される情報や、選考上の機密にあたる可能性がある内容は避け、あくまでこれからアクセンチュアの戦略ポジションを受ける人が、どのような準備をすべきかについて紹介していきます。

目次

この記事でわかること

この記事では、以下について整理します。

  • アクセンチュア戦略コンサルタント職の一次面接の流れ
  • ビヘイビア面接で聞かれた内容
  • ケース面接のお題と進め方
  • 国内アパレル企業の利益率向上ケースで考えるべき論点
  • 逆質問で聞いたこと・聞くべきだったこと
  • 26歳で戦略コンサルタント職を受けるうえで準備すべきこと

私自身、当時は戦略コンサルタント職への応募ということもあり、通常の中途面接以上に、「なぜ戦略コンサルなのか」「なぜアクセンチュアなのか」「これまでの経験をどう戦略コンサルに接続するのか」をかなり意識していました。

ただ、実際に面接を受けてみると、志望動機や職務経歴の話だけでなく、ケース面接での考え方や、面接官とのディスカッションの進め方がかなり重要だったと感じます。

この記事では、当時の自分が準備してよかったこと、逆にもっと準備すべきだったことも含めて書いていきます。

ACN戦略コンサルタント職に応募した当時の前提

まず、面接当時の前提を簡単に整理します。
私がアクセンチュアの戦略コンサルタント職を受けたのは、26歳のときです。

26歳という年齢は、戦略コンサル転職においては、若手中途としてポテンシャルも見られる一方で、第二新卒のように完全な未経験枠として見られるわけでもない年齢だと思います。

それまでの職務経験を踏まえて、

  • どのようなプロジェクトを経験してきたのか
  • その中で自分はどのような役割を果たしたのか
  • その経験は戦略コンサルタントとしてどう活きるのか
  • なぜ今、戦略コンサルへ移る必要があるのか

といった点を、かなり一貫性を持って話すことを意識していました。

私の場合も、単純に「戦略コンサルに興味があります」「上流の仕事がしたいです」だけでは弱いと考えていました。

そのため、応募前には、自分の経験をそのまま話すのではなく、戦略コンサルタント職で評価されやすい形に言い換えることを意識していました。

たとえば、PMOやITプロジェクト寄りの経験がある場合、そのまま話すと「プロジェクト管理をしていた人」「会議体を回していた人」という印象になりがちです。
しかし、戦略コンサルタント職の面接では、それだけでは弱いです。

重要なのは、以下のように経験を抽象化して語れるかだと思います。

  • 進捗管理ではなく、ボトルネックを特定してプロジェクトを前に進めた経験
  • 調整業務ではなく、複数の利害関係者の意思決定を支援した経験
  • システム導入ではなく、業務や組織の変革を推進した経験
  • 課題管理ではなく、論点を整理し、優先順位をつけた経験

もちろん、戦略コンサルタント職で求められるスキルと、SIer・PMO・ITプロジェクトで得られる経験には距離があります。
その距離を無理にごまかすのではなく、どこが接続できて、どこが足りないのかを自分で理解していることも意識しながら話しました。

一次面接の全体像

詳細は割愛しますが、面接官は戦略(ストラテジーグループ)のマネージャーで、30代の方でした。
書類の段階である程度ストラテジー内の組織の面接ルートが定まるのだと思います。
実際、私の前職に関わりのあるインダストリーのに所属されている方々が、一次面接でも最終面接でも面接官として登場されました。

私が受けたアクセンチュア戦略コンサルタント職の一次面接は、ざっくり以下の構成でした。

内容時間
ビヘイビア面接約10分
ケース面接約40分
逆質問約15分

合計で、約1時間ほどの面接でした。

特に印象に残っているのは、ビヘイビア面接がかなり短く、ケース面接の比重が大きかったことです。

一般的な中途面接では、職務経歴の深掘りや転職理由、志望動機にかなり時間を使うこともあります。しかし、私の場合は、そこは比較的コンパクトに確認され、その後すぐにケース面接に入りました。

ケース面接の概要

ケース面接では、国内第3位のアパレル企業という設定で、利益構造を分解・可視化し、利益率を上げるための施策と、そのインパクトを考える内容でした。

最初に10分程度で自分なりに考えをまとめ、その後、面接官とディスカッションする形式です。

この形式で見られていたのは、おそらく以下のような点です。

  • 収益構造を大きく分解できるか
  • 利益率を押し下げている要因を仮説で考えられるか
  • 打ち手を複数出せるか
  • 各打ち手のインパクトをざっくり定量化できるか
  • 面接官とのやり取りの中で考えを修正できるか
  • 自分の考えを構造的に説明できるか

つまり、最初に出した答えが完璧かどうかよりも、考え方の筋の良さと、ディスカッションを通じて思考を深められるかが見られていた印象です。
施策を考える上でどの要素に注目するのかをはじめに考えたのですが、実際はかなり筋が悪いものだったと思います。。

ビヘイビア面接で聞かれたこと

ビヘイビアの時間としては約10分程度です。

かなり短い時間だったので、細かい職務経歴を一つひとつ深掘りされるというよりは、自己紹介、転職理由、志望理由の確認が中心でした。

自己紹介・職務経歴の確認

最初に、これまでの経歴を簡単に説明するよう求められました。

ここでは、長々と職務経歴を話すのではなく、1〜2分程度で、

  • どのような会社で働いてきたのか
  • どのようなプロジェクトを経験してきたのか
  • その中で自分の役割は何だったのか
  • 今回なぜ戦略コンサルタント職を受けているのか

を一つの流れで話すことを意識しました。

転職理由・志望動機

次に、転職理由や志望動機について確認されました。

このあたりは、戦略コンサルの中途面接ではほぼ必ず聞かれると思います。

特に重要なのは、以下の3つをつなげて話すことです。

  • なぜ転職するのか
  • なぜ戦略コンサルタントなのか
  • なぜアクセンチュアなのか

アクセンチュアでは上流から下流まで一期通貫でお客様の支援ができること、そのために必要なケイパビリティが揃っていることが競争価値として大きいので、志望理由もそこを起点に訴求しました。

ケース面接の内容

ビヘイビア面接の後、ケース面接に入りました。

はじめに生成AI利用は禁止であることを伝えられ、ケース面接のお題を伝えられました。

私が受けたケース面接のお題は、国内第3位のアパレル企業という設定でした。
大きなテーマとしては、その企業の利益構造を分解・可視化し、利益率を上げるための施策と、それぞれのインパクトを考えるという内容です。

流れとしては、まず最初に10分程度で自分なりに考えを整理し、その後、面接官とディスカッションする形式でした。
単に「利益率を上げる施策を考えてください」というだけではなく、まず利益構造を分解し、どこに改善余地があるのかを見える形にすることが求められていたと思います。

正直、10分はかなり短いです。

アパレル企業の利益率向上というテーマ自体は、ケース面接では比較的考えやすい部類かもしれません。売上、原価、在庫、店舗、人件費、EC、値引きなど、論点を出しやすいからです。

ちなみに、ケース面接中は面接官の方がお題を画面投影してくださるので、メモする必要はないとも伝えられました。

ケースのお題で求められたこと

私の場合、ケース面接で求められたことは、大きく以下の3つだったと理解しています。

1つ目は、利益構造の分解・可視化です。

今回はシンプルに、利益率 = 利益 ÷ 売上 でまず利益率を出し、利益 = 売上 – 原価 – 販管費 と構造分解しました。
今回は思考する範囲を絞りたかったので、原価・販管費部分についてさらに構造分解しました。

2つ目は、利益率向上施策の検討です。

利益率を上げるには、売上を上げるだけではなく、原価率を下げる、値引きを減らす、在庫ロスを減らす、店舗運営コストを下げる、EC比率を高めるなど、複数の方向性があります。

ただし、施策を思いつくままに並べるだけでは弱いと思い、それぞれの施策がどの利益項目に効くのかを手元の紙に殴り書きで整理しました。

3つ目は、各施策のインパクトの概算です。

ここまで、施策対象を原価・販管費を構成する各要素(企画・製造・流通・卸….)に分解し、そこからさらに各要素を分解していきました。
企画については削減要素が限定的だと思ったので、製造と流通に絞り、いくつかの施策に対し原価削減のインパクトを概算しました。

最初の10分でやるべきこと

このケースでは、ここまで10分で行う必要があったので、大きな構造を素早く作り、面接官と議論できる状態まで持っていくことを意識して進めました。

10分経過後:ディスカッション

「それでは、構造化の内容と施策の説明をお願いします」

「はい、構造化は次のように式化しました。まず、利益率は大きく見ると・・・(割愛)。」

今回のテーマはアパレル企業の利益率向上なので、売上を伸ばす施策と、原価・販管費を下げる施策の両方が考えられます。ただ、国内第3位の企業という前提であれば、すでに一定の売上規模や店舗網はあると考えられるため、短期的には利益率を押し下げているコスト構造の改善余地を見るべきだと考えました。

そのうえで、私は大きく2つの施策を優先候補として整理しました。

1つ目は、店舗・本部・物流オペレーションに関わる人件費の抑制です。
2つ目は、AIによる意思決定自動化を取り入れた自社工場の設置と、製造・流通フローの最適化です」

ここで面接官から、どのように人件費を抑制するのかを聞かれた記憶があります。

私が説明したのは、単純な人員削減ではなく、業務量そのものを減らす施策でした。

会話としては、以下のような流れだったと思います。

筆者「人件費の抑制については、単純に人を減らすというより、店舗・物流・本部の判断業務を減らす方向で考えています。具体的には、需要予測をもとに店舗別の在庫補充、シフト配置、販促商品の投入判断を自動化または半自動化することで、店舗側の管理工数と本部側の調整工数を削減します」

面接官「それはどの費用項目に効く想定ですか?」

筆者「主に販管費に効く想定です。店舗人件費、本部人件費、物流調整に関わる間接人件費です。また、在庫補充精度が上がれば、欠品による機会損失や、余剰在庫による値引き販売も一定程度抑えられるため、粗利率にも間接的に効くと考えました」

筆者「2つ目の施策としては、自社工場の設置と製造・流通フローの再設計を考えました。アパレル企業では、仕入原価、物流費、在庫ロス、リードタイムが利益率に大きく影響するため、ここを根本的に変える施策です」

面接官「具体的には?」

筆者「世界中の候補地を対象に、原材料調達コスト、物流費、関税、販売地域までのリードタイムを比較し、総コストが最小化される工場立地と流通経路を設計します。さらに、AIを活用して、需要予測に基づく生産量、在庫配置、配送ルートを継続的に見直すことで、原価率と在庫ロスを下げる施策です」

面接官「それはどの利益項目に効きますか?」

筆者「主には売上原価と物流費に効きます。加えて、生産から販売までのリードタイムが短縮できれば、需要変動に合わせた供給がしやすくなり、値引き販売や廃棄、過剰在庫の抑制にもつながると考えました」

ここで、面接官とは受け答えのラリーをかなり繰り返しました。

また、各施策のインパクトについては計算が甘く、かなり突っ込まれました。(涙)
自分でもそのあたりの回答が甘い自覚があったので、考えを詰められていない点は正直にそのことを回答しつつ、現時点ではこう考える、と少しでも納得いただけるような説明を心がけました。

面接官からの深掘り

ケース面接の後半で、一番回答が難しかったのはこの問いでした。
面接官から、概ね次のような趣旨の質問をされました。

「内容は理解しました。ただ、前例のない仕組みを取り入れた工場設置に、経営陣が簡単に決裁するとは思えません。この施策を提案する上で、先方が気にするポイントはどこで、その懸念に対してどういうアプローチを取りますか?」

これはかなり難しい質問でした。

単に施策を考えるだけなら、AIを使った自社工場や流通最適化という案は出せます。
しかし、実際のコンサルティングでは、施策のアイデアそのものよりも、クライアントが意思決定できる状態まで持っていけるかが重要です。

この質問では、まさにその点を見られていたのだと思います。

しどろもどろになりつつ回答しましたが、正直このとき自分が何と答えたかを細かくは覚えていません。(涙)

ケース面接終盤

最終的には面接官の方もアイデアを出しながらディスカッションを広げていただき、面接という場といえど前のめりにディスカッションしてくださったことが強く印象に残っています。

おそらく組織全体でこういうカルチャーなんだろうなと思い、率直に入社したいと思いました。

逆質問

逆質問では、面接冒頭の自己紹介で話した、アクセンチュアへの期待値が妥当かどうか、ストラテジーで早くから出身する人の特徴等、ありきたりなことについて質問しました。

面接の中で面接官の方への興味も強まっていたので、なぜこの組織を選んだのか、今後どういうステップを歩もうとしているのかを率直に質問しました。

結果連絡

そんな感じで一次面接は終了し、土日を挟んで4営業日後に通過連絡をいただきました。

特にフィードバック等もなったのですが、要求すればコメントいただけたかもしれません。

まとめ

今回は、アクセンチュア戦略コンサルタント職の一次面接を受けた際の体験談でした。
実際の面接の中で登場した固有名詞については可能な限り伏せているため、若干イメージしづらい箇所もあったと思いますがご容赦ください。

コメントいただければ可能な限り回答できるよう努めますので、お待ちしております。

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